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歯磨き剤について

101101.jpgこんにちは!
汐入駅前歯科 歯科衛生士の広瀬です。
10月といえば、ハロウィンの季節ですね!

食欲の秋
でもあり、お菓子の食べすぎはしていませんか?
むし歯予防のためにも歯磨きは大切です。

では、今日のテーマは「歯磨き剤」についてです。

101102.jpgフッ素がむし歯予防に効果がある、という事は聞いたことが
あるかもしれません。
近年、高濃度のフッ素入り歯磨き剤が販売されるようになりました。

いままでは、フッ素濃度が1000ppmF以下の濃度と決められて
いたのが、1500ppmFを上限とするように変わったのです。

フッ素とはどんな働きをするのでしょう。大きく分けて3つの働きがあります。
 ①酸に溶けた歯の再石灰化(修復)されるのが速くなる
 ②抗菌作用でむし歯菌の活動を抑える
 ③フッ素の助けで歯質を硬く丈夫にする

これらの効果は適度な濃度がお口の中に長く保たれることで、発揮されるのです。
なので、歯科医院での定期的なフッ素塗布や自宅でのフッ化物配合歯磨剤の使用がむし歯予防アップにつながります。

予防力アップには歯磨き粉の選び方だけでなく、使い方もとても大切です。
再石灰化のスピードアップさせるポイントをいくつか紹介します。

①毎日の使用がおすすめです。

酸により溶けていく歯を守るためには、溶けていくスピードに勝るスピードで修復することが大切です。なので、フッ素の力を借りるため毎日使用しましょう。

②寝る前が効果的です

就寝中は唾液の量が減るので、寝る前に使うと唾液で流されないでフッ素の効果が上がりやすくなります。

③すすぎは1回で!!(これポイントです)

せっかくフッ素配合の歯磨き粉を使ってもすすぎ過ぎてしまうと、フッ素が流れてしまい十分な効果が期待されません。すすぎは最低限に、なるべく1回にしましょう。

④水は少なめにしましょう

すすぎに使う水はおちょこ1杯分あれば十分です。製品によってすすぎに使う水の量を紹介しているので参考にしてみてください。

⑤使用量は適量にしましょう。

年齢に合わせたフッ化物濃度があるので、毎日使う歯磨き剤は6歳未満のお子様には1450ppmF濃度の歯磨剤の使用は控えて下さい。またジェルタイプのものは泡立ちが少ないのでぶくぶくうがいができないお子様へもおすすめです。

⑥ジェルや洗口剤をちょい足して。

すすぎが少なくてすむジェルタイプのものや、すすぎの必要のない洗口剤を使うと、フッ素がお口にとどまりやすく効果がアップします。
市販で売られている高濃度フッ化物配合の歯磨き粉では「クリニカ アドバンテージハミガキ」や「クリニカ アドバンテージコートジェル」などがあります。

当院でも「チェックアップジェル」などお子様でも使用できるものもありますので、ぜひ使ってみてください。
自分にあった歯磨き粉探しをしてみるのもいいですね。

むし歯で歯が痛くなる前に予防が大切です。定期的な歯科医院での検診をしましょう。
いろいろな歯磨き粉があるので、どれが良いのか分からないこともあると思います。
ぜひ、お気軽にご相談ください。ご自身にあった歯磨き粉を一緒に探していきましょう!

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