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根管治療について

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汐入駅前歯科 歯科医師の中山です。

先日の節分で、初めて恵方巻きを作ってみました。
たい焼きやチョココロネは中身がギッシリ詰まっているのが好きなので、
恵方巻きも具材をギュウギュウに詰めて美味しくいただきました。



さて今回は根管治療をテーマに書かせていただこうと思います。
根管治療とは歯の根の治療のことです。
歯の中には神経や血管の通っている、根管と呼ばれる部屋があります。
根管が虫歯や歯の亀裂、外傷などが原因で炎症や感染を起こし、傷んでしまうことがあります。
炎症や感染をそのままにしておくと、歯が痛んだり、根の周囲の組織に炎症が広がり歯肉が腫れることもあります。炎症が強いとリンパ節が腫れたり発熱したりと全身に影響が出る場合もあります。
これらの症状を軽減したり、治癒させたり、予防したりするのが根管治療の役割です。
根管治療では傷んだ神経であったり細菌など感染源の除去を行い、再度の感染を防ぐために最終的に根の中に詰め物をしていきます。(参考:日本歯内療法学会)
以上が根管治療についての概要ですが、もっと簡単に根管治療についてまとめると、「汚れた根の中をキレイにしてしっかり詰め物をしていこう」ということです。
ただ、文字にすると簡単に聞こえますが、実際根管治療はかなり難しい分野です。
患者様一人一人、根管の形は違います。簡易的な歯の絵に出てくるような根管はそうそうありません。もっとカーブが急だったり、途中から枝分かれして道が2つ、3つに分かれていたり、器具も入らないくらい細かったり等々、数多のバリエーションが存在します。
そんな根管を、X線写真で形を予測しながら、見えるところまでマイクロスコープで確認しつつ、注意深く手先の感覚にも頼りながら清掃していく精密さが求められる治療です。
しかし、根管治療はしっかりやってもなかなか良くなりきらないケースもあるのが現実です。
治療の途中で根管にヒビ割れを見つけた場合には、これ以上根管治療を続けても改善しないので抜歯を勧めさせていただくこともあります。
腫れは落ち着いても、落ち着くまでに時間がかかった歯は、また腫れがぶり返さないかしばらく仮歯で様子を見ることもあります。
なかなかスムーズに治療が進んでいかない場合もあり、患者様にはご負担をかけることもありますが、根管治療は家に例えれば土台となる部分の治療です。
土台がしっかりしていなければ上にどんなにいい被せ物をしても長くは持ちません。他の治療より時間がかかってしまう点はご理解ください。
また根管治療は患者様の目では確認しにくい部分の治療のため、不安に感じることもあると思います。その分、説明の時間はしっかり取っていくよう努めています。治療が始まってからも色々疑問点も出てくるかと思いますので、気軽にご相談ください。
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