SRP(スケーリング・ルートプレーニング)
こんにちは!
汐入駅前歯科 歯科衛生士の広瀬です。
新年度に入り、お忙しい日々かと思いますがいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回のテーマは「SRP(スケーリング・ルートプレーニング)」です。
みなさん歯科医院で「歯石取り」をしたことがありますか?
SRPとはSC(スケーリング)とRP(ルートプレーニング)のことを言い、歯周病治療のひとつで、最初に行われることの多い治療です。では、このふたつの違いを説明していきます。
①SC(スケーリング)について
歯の表面についたプラークや歯石、ステインなどを手作業の器具(スケーラー)やお水の出る超音波の機械を使いキレイにしていくので、短い時間で行うことができます。
②RP(ルートプレーニング)について
歯の見えない所、歯周ポケットの中に入った、プラークや歯石を取り除き、歯の根っこについたプラークなどにより病気になってしまった部分を除去し、綺麗にしていきます。
綺麗にすることにより、歯の根っこを滑らかにツルツルな状態にし、プラークや歯石がたまりにくい環境にしていきます。
ただし、ルートプレーニングは痛みを伴う場合もあるので、一度に多くの歯に対して行うと、患者様に負担をかけてしまうので、何回かに分けて行うことがあります。そのため、時間がかかってしまう場合があります。痛みがある場合は、麻酔をすることができるので痛みなく行う事ができます。
歯周ポケット内に入り込んでしまった汚れは歯周病を悪化させる原因になっているので、しっかりと除去していくことが大切です。
汐入駅前歯科では、SRPを行う際特別な器具(11/12のエキスプローラ―)を使用することやレントゲン写真を撮影するなどして、歯石など汚れが残っていないかチェックしながらおこなっています。
この歯周病治療が終わったあとは、1カ月後に来院していただき、歯周ポケットの深さや歯肉の炎症、プラーク・歯石の付着などチェックをして治療終了になっていきます。
全て終わったあとは、3カ月に一度の定期検診で健康な口腔内の維持をしていき、歯周病だけでなくむし歯などの早期発見をするようにしていきます。
また、健康な口腔内を維持するためには、この3カ月に一度の定期検診はとても重要になってきますが、365日自分自身の歯を守れるのは、ご自身の歯磨きの仕方にかかってきます。
どんな歯ブラシが自分にあっているのか、歯ブラシ以外にどんな補助用具を使えばいいのか、定期検診の際に詳しくお教えすることができるので、歯の磨き方についてお悩みの方、ぜひお気軽にご相談ください。お待ちしております!