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1歳の赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由と対策・小児歯科がおすすめするケア方法

1歳の赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由と対策|小児歯科がおすすめするケア方法

 

お子さんの乳歯が生え始めると、「虫歯を防ぎたいけれど、歯磨きを嫌がってどうしてもできない」と悩まれる親御さんが多いのではないでしょうか?1歳の赤ちゃんにとって歯磨きは初めての経験であり、嫌がることも成長過程で自然に出てくる反応です。

しかし、その理由を理解し、適切な対応を取れば、赤ちゃんも歯磨きに少しずつ慣れていきます。まさに「ベイビーステップ」です。「バイビーステップ」とは、大きな目標を小さな一歩に分けて取り組むことで、無理なく習慣化を目指す方法です。

この記事では、小児歯科の視点から、赤ちゃんが歯磨きを嫌がる原因や、その対策方法について詳しく解説します。お子さんの歯磨き習慣を無理なく始めるためのヒントとして、ぜひお読みください。

■1歳の赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由とは?

1歳前後は、乳歯が次々と生え始める時期です。この段階で歯磨きを始めるのはとても大切ですが、多くの赤ちゃんが歯磨きを嫌がるのもまた事実です。では、なぜ赤ちゃんは歯磨きを嫌がるのでしょうか?

 

  1. お口の中が敏感だから

赤ちゃんのお口の中はとても敏感です。生まれたばかりの頃から、食べ物以外のものがお口に入る経験はほとんどありません。そのため、歯ブラシやガーゼなどでお口の中を触られると、違和感や驚きがあるため、嫌がることが多いのです。

  1. 歯磨きに対する恐怖心

赤ちゃんは新しい経験に敏感です。歯ブラシの感触や口の中に何かが入る感覚に慣れていないと、「怖い」「不快」という印象を持ちやすくなります。

 

  1. 痛みを感じたことがある

歯磨きが嫌いな理由の一つに、「過去の痛い経験」があります。例えば、歯茎に歯ブラシが強く当たってしまったり、磨き方が乱暴だと感じたりすることが原因で、歯磨き自体を拒否するようになるケースがあります。

 

  1. 自我の芽生えによる抵抗

1歳を過ぎると赤ちゃんは「自分でやりたい!」という自我が芽生えてきます。そのため、「ママやパパにやられるのが嫌」という意思表示として歯磨きを拒否する場合もあります。

 

■小児歯科の視点からおすすめする、歯磨き嫌い対

 

歯磨きを嫌がる赤ちゃんに対して、まずは「歯磨きに少しづつ慣れる」ことが最優先です。これが「ベイビーステップ」です。

赤ちゃんのペースに合わせながら楽しい雰囲気で進めることが、スムーズな歯磨き習慣の第一歩です。ここでは、小児歯科の現場でも実際に効果があるとされる具体的な対策をご紹介します。親御さんが赤ちゃんと一緒に楽しみながら取り組める方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。

  1. 1. 歯磨きに慣れるステップを踏む

歯磨きを嫌がる原因の多くは、赤ちゃんが「お口を触られること」に慣れていないことから生じます。そのため、まずは歯ブラシやお口周りに慣れる練習をして、少しずつ抵抗感を減らしていくことが大切です。以下の方法を取り入れてみてください。

 

・お気に入りの歯ブラシを選ぶ

赤ちゃんが興味を持つデザインの歯ブラシを選びましょう。キャラクターやカラフルな色のものは特におすすめです。また、安全面を考慮し、歯ブラシにストッパーが付いたものを選ぶと安心です。

歯ブラシをおもちゃのように持たせてみるだけでも、赤ちゃんはその感触や見た目に慣れていきます。

 

・お口を触る練習をする

いきなり歯ブラシを使うのではなく、赤ちゃんのお口やその周りを優しく触ることから始めましょう。例えば、絵本を読み聞かせる時間に、自然な形で唇や頬をマッサージしてみてください。慣れてきたら、少しずつお口の中に触れる練習をしていきます。このスキンシップは親子の絆を深めると同時に、赤ちゃんの不安を和らげる効果もあります。

・日常の中でお口周りをケアする

歯磨きに限らず、食事後やお風呂上がりにガーゼで口の中を軽く拭く習慣を作ると、歯ブラシへの移行がスムーズになります。赤ちゃんがリラックスしているタイミングで行うのがポイントです。

 

  1. モデリング法を活用する(お手本を見せる)

赤ちゃんは、大人の行動を観察して真似をするのが大好きです。この特性を活かし、親御さんが積極的にお手本を見せることで、歯磨きへの興味を引き出しましょう。

 

・親子で歯磨きタイムを作る

家族全員で同じ時間に歯磨きをする習慣を作ると、赤ちゃんも自然とその流れに参加しやすくなります。親御さんが楽しそうに歯磨きをしている姿を見せることが大切です。「ママも歯磨きするよ!」「パパもピカピカにするね!」と声をかけながら行うと、赤ちゃんも安心します。

 

・歯磨きが楽しいと思わせる工夫

歯磨きをしている間は、ポジティブな声かけを意識しましょう。「きれいになったね!」「すごく上手だよ!」など、赤ちゃんが嬉しくなる言葉をたくさん使いましょう。また、親御さんが「歯磨きは楽しいもの」と感じている姿を見せることで、赤ちゃんにもその気持ちが伝わります。

 

・歯磨きをイベント化する

歯磨きを毎日の「楽しみな時間」として定着させる工夫も効果的です。例えば、歯磨き前後に絵本を読む習慣をつけたり、歯磨きの後に小さなシールを貼ったりする「ごほうびカレンダー」を作るなど、赤ちゃんにとって前向きな体験にしてあげましょう。

 

  1. ごっこ遊びで歯磨きを楽しいものにする

遊びの中に歯磨きを取り入れることで、赤ちゃんが歯磨きに対して前向きな印象を持つようになります。

・ぬいぐるみや人形を使う

赤ちゃんが好きなキャラクターの人形を使って「歯磨きごっこ」をするのがおすすめです。「お人形さんもピカピカにしようね!」と声をかけながら歯磨きをしてあげると、赤ちゃんも自然と自分の歯磨きに興味を持つようになります。この際、楽しそうな表情や声を意識することで、赤ちゃんに「歯磨きは楽しい!」というポジティブな印象を与えることができます。

・親子で役割を逆転させる

赤ちゃんが「親役」になり、ママやパパの歯磨きを手伝う遊びも効果的です。この遊びを通じて、赤ちゃんは「歯磨きをする側」の感覚を学ぶと同時に、歯磨きに対する抵抗感を減らすことができます。ただし、歯ブラシが喉に当たらないよう安全面には十分配慮してくださいね。

 

・テーマソングや音楽を使う

歯磨きの時間をより楽しくするために、歯磨きソングやBGMを流すのも効果的です。YouTubeや絵本に付属の音源を活用すると、赤ちゃんも楽しく歯磨きに取り組むことができます。お気に入りの曲ができれば、「歯磨きの時間だね!」と声をかけるだけで赤ちゃんがワクワクするようになるでしょう。

 

  1. 小児歯科へ相談

歯磨き習慣をスムーズに始めるには、プロのアドバイスを受けるのもおすすめです。小児歯科では、親御さんへの具体的なアドバイスや赤ちゃんに適したケア方法を提案しています。当院でも、多くの赤ちゃんが歯磨きに前向きになれるようサポートしていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

■歯磨き中に気をつけたいポイント

赤ちゃんが歯磨きで嫌な思いをしないよう、以下の点に注意しましょう。

・歯ブラシの持ち方と力加減

歯ブラシは鉛筆のように軽く持ち、力を入れず優しく動かします。

 

・歯茎や上唇小帯に配慮する

歯茎に強い刺激を与えないよう、指で保護しながら磨きます。特に上の前歯にある「上唇小帯」に歯ブラシが当たらないよう注意してください。

■赤ちゃんの歯磨きは小児歯科と一緒に乗り越えよう

1歳の赤ちゃんが歯磨きを嫌がるのは、ごく自然なことです。しかし、赤ちゃんに合った工夫を取り入れることで、少しずつ歯磨きに慣れてもらうことができます。今回の内容から日常生活に取り入れやすい方法を試してみてください。

 

もし、どの方法を試してもうまくいかずお困りの場合は、ぜひ横須賀の当院にご相談ください。当院では親御さんと赤ちゃんが笑顔で歯磨き習慣を育てられるようお手伝いしています。

 

汐入駅前歯科 小児歯科・矯正歯科 https://www.yokosuka-implant.com/

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