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歯周病と咬合性外傷の関係性

スタッフ写真

こんにちは。
汐入駅前歯科、歯科衛生士の市川です。

2019年も残りわずかとなってきましたね。
新年気持ちよく迎えるために当院でクリーニングを
受けてみませんか?


さて、今回のテーマは「歯周病と咬合性外傷の関係性」について
お話していきたいと思います。
咬合性外傷という言葉を聞いたことがある方は少ないと思います。
なので、咬合性外傷がどういう症状なのかお話ししていきます。


まず咬合性外傷は症状により二つに分かれます。
 ○一次性咬合性外傷
 ○二次性咬合性外傷
一次性咬合性外傷についてお話ししていきます。

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これは歯周組織に対して生理的範囲を超えた咬合力が加わった際に生じるものです。
ただし歯周組織が正常である事が一次性咬合性外傷の特徴です。
次のようなケースで一次性咬合性外傷は起こります。
歯の早期接触
これは口を閉じる際上と下の歯がしっかりとかみ合う前に一部の歯だけが強く当たってしまう事を言います。
咬頭干渉
これはしっかりと歯を噛み合わせた状態で下の歯を左右や前後に動かした際に奥歯の突起部分が正常でない位置で接触する事を言います。
ブラキシズム(歯ぎしり、食いしばり)
咬み合わせの高い修復物(詰め物、被せ物など)


次に二次性咬合性外傷についてお話ししていきます。

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これは一次性とは違い既に歯周組織に炎症などの異常が現れている場合に発症します。
咬合力は生理的範囲内であっても歯周組織にはダメージが加わっています。
次のようなケースを挙げることが出来ます。
進行度の高い歯周炎
○歯周外科処置後
歯周炎により歯を支えている骨が少なくなると歯周組織が健康な時と比べ普通の咬み合わせの力でも受け止める事が出来なくなります。
よって、噛んだ時に歯が大きく動いたり噛んだ時に痛みが出たりします。
ですので進行が速い歯周病に罹患している方は通常加わる咬み合わせの力であっても過度な咬み合わせの力であっても骨の吸収が早くなります。
習慣的に歯ぎしり、食いしばりをしている方や歯並びが悪く一部だけ強く当たってしまう方で歯周病の疑いがある方は骨の吸収が早く歯周病の進行も早い可能性があります。

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咬合性外傷の症状
○歯の動揺
○歯根膜腔の拡大
○垂直性骨吸収
○歯の咬耗
○歯槽硬線の消失


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この症状の中には自覚できるものもありますがなかなか気づけない事の方が多いです。

以前に比べて歯の揺れが大きくなった、噛んだ時になんとなく違和感があるといった症状が出ていたらもしかしたら咬合性外傷かもしれません。
痛みが出る前に一度受診してみてはいかがでしょうか?
是非スタッフ一同お待ちしております。


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