ペースの意義
どうして毎回ペース、鼻でつまんで歩く歩数を数えているのでしょうか?
それは息を止めて歩ける歩数と鼻呼吸ができているかがリンクをしているからです。
ここから少し難しい話になるのですが
口呼吸をしているとたくさん空気を吸えます。
たくさん吸えるということは同じ量だけたくさん出しているという事ですね。
それでは、出しているものはなんでしょう?
そうです、出しているものは二酸化炭素です。
二酸化炭素って出して良いものじゃないの?という声が聞こえてきそうですが、二酸化炭素は出し過ぎてもいけないものです。
吸った酸素は肺から血液の中に入ります。
そして、酸素は血液中のヘモグロビンとくっついて血液の中を移動していきます。
必要なところにくると酸素はヘモグロビンから切り離されて必要な組織や筋肉や脳に運ばれていく訳ですね。
そのヘモグロビンと酸素を切り離す、大事な役割をしているのが実は血液中の二酸化炭素です。
なので、二酸化炭素を出し過ぎてしまうと血液中の二酸化炭素濃度が減ります。
二酸化炭素が減ると酸素はヘモグロビンと切り離されなくなってしまい必要なところに供給されなくなってしまいます。
つまり酸素供給不足になるということです。
鼻呼吸がちゃんとできるようになると血液中の二酸化炭素濃度が増えていきます。
すると息を止めて運動をする時間が伸びるという事です。
なぜならば息を止めていても二酸化炭素が十分にあればヘモグロビンからどんどん酸素が切り離されて身体に酸素が供給されるからです。なので、ペースの歩数は重要な意味があります。
毎日60分マイオブレイスを起きている時に正しく入れている子は、順調にペースが伸びていきます。
ペースが伸びていかない子は60分間のマイオブレイスの装着が習慣化できていません。
プラスに考えれば60分きちんとやっていけば呼吸がどんどん良くなって、上顎骨の成長発育が良くなり、歯並びもよくなっていくことを意味します。
起きている時の60分装着が子ども矯正の治療の中心です。
みんなでがんばってやっていきましょう!