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矯正の後戻りについて

こんにちは!

SED医療法人社団汐入駅前歯科

カウンセリング担当の湯本です!

 

矯正の後戻りについて

ご説明して参ります。

 

当院で行っている大人の矯正治療は

・ブラケット矯正(歯にワイヤーを固定する矯正方法)

・インビザライン矯正(コンピューターで作製した理想の歯並びに向かって、少しずつマウスピースを付け替えていく矯正方法)

こちらの2点です。

 

ですが、

矯正後なにもしていないと必ず後戻りしてしまいます。

それにはいくつか原因があります。

 

まず一つ目は、

保定装置(リテーナー)を入れなくなってしまう事です。

ブラケット矯正、インビザライン矯正、どちらの矯正方法でも必ず保定期間があり装置を使用して整えた歯を安定させる必要があります。その際に固定式や取り外し式の保定装置を必ず使用してもらいます。少なくとも矯正治療を行っていた機関と同じ期間、入れていないと必ず戻ってしまいます。

 

 

なぜかというと、こちらの理事長のブログでも表情筋について書いてありますが

表情筋について | 横須賀・汐入で上質な歯科治療の歯科・歯医者なら汐入駅前歯科 (yokosuka-implant.com)

子どもだけではなく大人も、歯並びを悪くした原因である嚥下時の表情筋(ひょうじょうきん)の誤った動きや舌の位置などの原因が改善されていないと矯正治療前の歯並びが悪い状態に後戻りしやすくなります。誤った頬の筋肉、唇の筋肉の動き、誤った舌の位置による舌圧、誤った嚥下で歯を少しずつ動かしてしまうのです。

 

また、唇を吸い込んだり、舌を前歯で挟んだりする悪い習慣を続けていると、矯正したあとでも再び前歯などが押し出されてしまい後戻りしてしまいます。

 

なので、決められた期間必ず保定装置(リテーナー)を入れることが重要です。。

 

 

2つ目は、

ぎゅっと噛みしめる癖です。

普段気付かないうちに噛み締めを強くしてしまう癖がある人も要注意です。

噛み締める癖は、噛み合わせをより深いものにするなど、歯並びを変えてしまう大きい要因になるからです。

 

矯正直後の、歯が動きやすい状態ですと歯列を乱してしまうリスクもあるので、集中するときによく見るもの(パソコンやテレビ)などに付箋で「食いしばらない!」と記入してリマインドし、意識をすることによって改善していく方法もあります。

こうした歯ぎしり、食いしばりの癖の改善に努めましょう。

 

 

3つ目は、

日頃の姿勢です。

もう一つの歯並びを悪くしてしまう生活習慣として、うつ伏せ寝や横向き寝、頬杖をつく事なども上げられます。

 

これらは些細なことのように思えますが、毎日継続的に行っていると、指しゃぶりをしている赤ちゃんが出っ歯になってしまうのと同じ理由で歯列を乱す大きな要因にもなるのです。

特に、歯が動きやすい歯科医師から決められている保定期間では、こういった癖を改めることがとても大切です。

 

 

4つ目は、

親知らずが生えてくることです。

親知らずが生えるタイミングは、10代の終わり頃からが多いのですが、中にはもっと年齢を重ねていってから生えてくる人もいます。

 

そのため、矯正治療をするときには生えていなかった親知らずが治療後に生えてくることがあります。

 

親知らずは不正な生え方をすることが多いため、他の歯を圧迫してしまい後戻りの原因になってしまいます。

なので、矯正後の良い歯並びを保てるよう、問題になりそうな親知らずは歯科医師と相談して抜歯しておくことをオススメします。

 

 

 

6つ目は

歯周病です。

歯を支える骨が健康な方は、矯正治療で一時的に歯槽骨が不安定になったとしても時間が経過していくと歯槽骨が安定します。ですが、歯周病にかかっていて歯を支える骨が減っている場合は矯正治療が終ってもなかなか安定せずに、後戻りしやすくなってしまいます。

 

歯は、よく「家を建てる」ことに例えられますが、上の物だけを綺麗に仕上げても土台がしっかりとしていないと長持ちはしません。

矯正治療中もその後も、歯周病のケアをしていくことがキレイな歯並びを保つためにも大切です。

 

 

 

 

長い矯正治療を終えて綺麗になった歯並びが元に戻ってしまうと「もしかして矯正が失敗したのでは?」と考えてしまうと思いますが、そうとは限りません。

 

歯は一生動くものなので、後戻りしているとすると何かの原因があります。

 

原因を突き止めて改善を目指すためには、これまでの経過に詳しい矯正治療を受けた歯科に相談するのが一番効果的です。

 

基本的には、矯正期間や保定期間がすべての過程が終了してからも、歯科医院へ定期的に検診に通って経過をチェックしていくのがオススメです。

 

もし忙しくて定期検診の間が空いてしまったという時も、まずは通っている矯正歯科へご相談ください。

 

 

これまでは大人の矯正の後戻りについてご説明させて頂きましたが

今度は子供の矯正の後戻りについて説明していきます。

 

当院で行っている、小児矯正のマウスピース矯正(「マイオブレイス」)は、後戻りが起きる原因である口呼吸、舌の癖など、歯並びの悪化要因を取り除く治療なので、後戻りが起きる心配はほとんどありません。

 

・鼻がよく詰まっている

・猫背で反り腰、姿勢が悪い

・気付くとお口がぽかんと開いていることが多い(数ミリでも開いてしまっている)

・唇に強い力が入っている

・舌が上あごに付けられない

・いびきをかいている

・喉が腫れやすい、風邪をひきやすい

・食べ物を噛み切る

・なにか飲み込むのが苦手

・食べているときにクチャクチャと音を立てる

・指をしゃぶっている

・舌を歯で触る(押す)クセがある

・上下の噛み合わせの間を舌で押している

 

歯並びが悪いお子様には以上の症状が出ていることが多くあります。

最近の研究では、歯並びについては遺伝ではなくて、「呼吸」「嚥下(ごっくんと飲み込むこと)」「舌の位置」の要素の方が強いことが注目されています。

 

これらが正しく行えていないと、お口の周りの筋肉に加えて顎も十分に発達できずに、歯が並ぶスペースを十分には確保が出来ません。本来歯が生えるべき場所に生えることが出来ないからです。

 

「呼吸」「嚥下」「舌の位置」が原因になってしまい十分に発達できなかった小さな顎では、全ての永久歯がキレイに並ぶことが出来ず、歯並びやかみ合わせがガタガタと崩れてしまいます。

 

歯並びは、乳歯から永久歯に生え変わる際、突然乱れた歯並びになるわけではないのです。

生まれてから成長していく過程で、小さなきっかけや原因を毎日行なう事によって積み重なった大きな結果として歯並びに現れています。

 

口呼吸から鼻呼吸にしていくこと、正しい飲み込み方、正しい舌の位置をマスターすること、小さいころからの生活習慣を正しい物へ改善することによって上顎骨が成長して、後戻りがしにくい正しい歯並びになれます。

 

 

この小児矯正マイオブレイスは、ただ歯並びを直すだけが目的でしょうか?

 

小児矯正で得られるものは、見た目の変化だけではないんです。

この治療では、正しい身体の使い方や正しい呼吸の仕方を覚えて頂くことで、お子さまの発育を正しく促す作用があるので歯並びでの見た目のキレイさよりも、もっと大切なものを手に入れることが出来ます。

 

・顎や顔が正常な位置に発育し、笑顔や表情、日々の姿勢に自信がつく。

・舌の正しい使い方が身につき、滑舌がはっきりとする。

・正しく咀嚼ができ、栄養を正しく摂れることによって健康な体を作ることが出来る。

・鼻呼吸が身につくことで、風邪などの感染予防になる

・しっかりと両側の歯で噛めることで脳への刺激が増えるので、成長期である脳を大きくすることが出来る。

 

WHO(世界保健機関)では、健康についての定義は身体的・肉体的・社会的に全てが良好な状態であること、と定められています。

 

お口や身体の正常な成長を促すことは、将来、お子さまが健康で豊かな生活を送るためにもかかせないものですね!

 

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